第3回結うゆうワーク「お一人様 生涯在宅を支える」。2月23日土曜、IKE Bizにて開催いたしました。。
春の北風の中お越しいただきました皆様に心より感謝いたします。会場の定員ぴったりの満席となりました、ありがとうございました。
また、共催「がんカフェぷらな」さんのあたたかなサポートをいただきましたことにあらためて御礼申し上げます。

さて、今回ご登壇くださいましたのは、在宅診療・外来医療・緊急往診で「現代の赤ひげ先生」と親しまれる「新宿ヒロクリニック院長英裕雄先生」です。

お一人様でもご家族がおありでも、看護をされる当人が主役であること。
介護者の「してあげたい」とご本人の「しなくてもいい」のバランスとは。
血のつながった家族でなくても、お元気な頃からの良い関係で心からの手厚いサポートは実現する。

また、がんは「命のバトン」を渡すことができる病気である。
宣告を受け、終末を迎えたとしてもその間に築いた関係性によって、残された家族や介護者の生き方にもプラスになる。

平均寿命が延び、第二第三の人生をどう生きるか計画性が重要。
ご自分の終末をどう決めておくか。
(在宅を支える医療者の視点から)在宅で終末を迎えたい場合は関係者に伝えておくこと、緊急の場合でもかかりつけ医に連絡すること(急変で救急車を呼んでしまうと搬送中や搬送先先病院の事情等で大きなロスが発生するケースもある)

など。
まだまだ書ききれませんが、事例の一つに「(家族へ、わたしのために)無理はしないで」とのお気づかいへ「なんとか本人の希望を叶えたい」というご家族の願い・・・がありました。
その両方を受け取ってご本人にもご家族にもおそらくベストな終末期の医療を訪問で提供された新宿ヒロクリニック英院長先生の、その力量とお気持ちに感服いたしました。

ご自宅で最期を。入院しても数日で戻りたいなど意思をまずははっきりとさせておくこと。そして支え手にその意思を伝えること。相互のコミュニケーションをとっておくこと。

全くのおひとり様、だったならば、私どものような法人をその受け手としてご指名いただけたら、最期までのご本人の意思を最優先しご希望に添っていきたい、と改めて思いました。
質疑応答にも最後までお応えくださいまして、英先生、本当にありがとうございました。

フェリーチェ結うでは参加無料の講演会を不定期に開催しています。
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