最近、自宅で急死されたかたがいらっしゃいました。
会員様ではなく知人のシングル女性です。
入っていたヘルパーさんの話から、亡くなられて翌日には発見された様子でした。
高齢でシングル独居の方。
直前まで、体調が悪化していると、友人の方が聞いていたので病死されたことと思います。
ただ、その後が大変でした。
ご本人Aさんはクリスチャンでしたので、当然教会の牧師さんに司式をお願いしたいはずですし、教会のお墓に入りたいとも希望していらっしゃいました。
しかしながら、ご遺体は警察が入ったため、警察からご親族、相続人の方へ連絡が行くこととなり、第三者である牧師さんの意見は届きにくいもの、となってしまいました。

この方に限らず、シングル、独居、などの生活の方がもしもご自宅で亡くなられると、訪問診療を契約していなければ、ご遺体は警察に運ばれます。警察は、相続人や親族を調べて連絡をします。
もし、相続人や親族の方がご本人の死後の希望を知らなかったなら? あるいは関係悪く、必要な情報を出してもらえなかったなら?
ご本人の最期まで、の希望を伝える人はいなくなってしまいます。
ご自身の最期の時。
ご遺体を引き取る権利、
ご遺骨を引き取る権利、は
遠縁であっても、親族の権利、と見なされることが多くあります。
最期の権利を誰に託したら、自身の思いを叶えられるのか、改めて考えさせられました。

この件。最終的には、諦めず関係者の方と協議をしてくださった牧師さんのお陰で、火葬への立ち合いと短い式を行うこと、お骨は教会へ引き取ること、が認められることとなりました。